症状別、花粉症のセルフケア
前回は花粉症予防についてお伝えしましたが、
今回は症状別の花粉症のセルフケアについてお伝えします。
鼻がムズムズする時には?
1、インナーマスクで花粉を99%カット
マスクをすると吸い込む花粉の量を3分の1~6分の1に減らせますが、
さらにマスクの内側の鼻の下にガーゼを当てるインナーマスクをすると
鼻に入る花粉を約99%カットできることが分かっています。
2、ワセリンを保湿
皮膚の保湿剤などによく使われるワセリンを鼻の入り口に塗ると
そこに花粉が止まり、それ以上奥にいかなくなります。
3、鼻がつまっている側を上にして寝る
体の側面を圧迫すると、反対側の自律神経が刺激され、反対側の
鼻の通りがよくなることが知られています。
鼻づまりで眠れない時は、つまってない側を下にして横向きに寝て、
圧迫させるとよいでしょう。
目がゴロゴロかゆい時は?
1、コンタクトレンズよりメガネを使用
普通のメガネでも目に入る花粉量を約40%減らせます。
コンタクトレンズは花粉がレンズと結膜の間で擦れるので、
この時期はメガネに替えた方が無難です。
2、洗眼薬も利用
洗眼により、目の表面や周辺に付着している花粉を洗い流すことができます。
その際、塩素などを含む水道水よりも洗眼薬を用いる方がおススメです。
3、目薬を正しくさす
目薬の容器の先端がまつ毛やまぶた、手などに触れないようにしましょう。
触れると細菌や花粉などが容器内に入ってしまい、目薬の汚染の原因になります。
のどがイガイガする時は?
1、マスクで保湿する
のどの粘膜は外気に含まれる花粉やウイルス、細菌などを付着して、
外へと追いやる役割をもっています。
のどが乾燥すると、この役割を充分に果たせなくなります。
家の中でもマスクでのどを保湿しましょう。
2、飲み物で工夫する
ハチミツ生姜がおススメ
約10種類のポリフェノールを含むハチミツは抗菌作用や抗炎症作用があり、
のどの粘膜を守ってくれます。
お肌が荒れる時は?
1、花粉がお肌に触れないようにする
花粉はお肌にとって強い刺激となります。
マスクやメガネだけでなく、マフラーや手袋、帽子なども用いて、
花粉がお肌に直接触れないようにしましょう。
2、帰宅したら優しく洗顔、保湿
いくら服装に気を使っても、花粉のお肌への付着を完璧に防ぐことはできません。
帰宅したら、まず顔と手をよく洗って、花粉を洗い流しましょう。
花粉最盛期の時期ですが、花粉を寄せ付けないセルフケアで
この時期を乗り切りましょう。