高血圧予防の3つの柱
年齢が高くなるとどうしても上がってしまう血圧。
血圧が高いと血管の壁により大きな圧力がかかって、血管が傷みやすくなり、
その壁が肥厚して硬くなり、動脈硬化になります。
そこから脳血管疾患、心疾患、腎疾患などの危険性が増加すると言われています。
日々の生活を見直すだけでも血圧が下がり、高血圧を改善できます。
本日は日々の生活を見直すべく、3つのポイントをお伝えします。
1、食生活
血圧が高めの方は減塩、減塩とCMなどでもよく言われています。
塩分を摂りすぎると、血管内に水を取り込むと共に血管の拡張性を弱め
血圧を上げてしまいます。
食塩は1日6g未満と推奨されています。
塩分を摂る場合はミネラルを多く含む天然塩や自然発酵味噌などを
使い、同時にミネラルも豊富に摂ることがオススメです。
アルコール・喫煙は血管を収縮し、血圧を上昇させ、動脈硬化の
原因となりますのでほどほどにするか、控えた方が無難です。
動物性脂肪・コレステロールは極力控え、逆に
玄米・ナッツ類・きな粉・ひじき・ごぼうなどのマグネシウム。
アボガド・バナナ・ほうれん草・さつまいも・まぐろなどのカリウム。
いわし・小松菜・チーズ・乳製品などのカルシウムは
血管を拡張させて、血圧を下げることが知られています。
※マグネシウムは煮たり、炒めたりすると煮汁の中に出てしますので
味付けを薄くして汁ごと食べられるようにしましょう。
2、運動
適度な運動(ウォーキング・サイクリング・水泳など全身の有酸素運動を30分以上)は
血液の循環が活発になり、血管が丈夫になります。
また血圧が下がることも報告されています。
3、心身の休養
ストレスは交感神経を興奮させ、昇圧物質が分泌され、急激に血圧が上昇
するので要注意。
趣味をみつけるなど、自分にあった気分転換を行い、ゆったりとした
気持ちでいられる時間を持つようにぜひ心がけましょう。
以上、すぐに取り入れられる3つのポイントについてお伝えしましたが、
美健同源と言われるように、これは美容にも通じるので
ぜひ実践してみてくださいね。
もちろん、鍼灸治療で血圧コントロールは可能ですので
1つの選択肢に入れていただけると幸いです。