自律神経と内臓
こんにちは。
鍼灸師の山本です。
寒い日が続きますね。
今が寒さの底でしょうか。
さて、この時期に多いのは
冷えでお悩みの方や、何だか体がだるいという方。
原因は様々ですが、大きな原因のひとつに
血行不良があります。
血行不良に自律神経が深く関係しています。
血液を全身に送り出しているのが心臓です。
その心臓の動きを調節しているのが
自律神経です。
自律神経には血管を縮めたり、広げたりする
調節を担っています。
しかし、この調節が狂ってしまうと
血管が縮んだままの状態が続きます。
すると、まず心臓から遠く細い血管である足先や指先が
血行不良になり冷えが生じます。
そして足りない血液を
脳や筋肉に優先的に供給されるため
内臓に血液が十分に行き渡らない状態になります。
内臓に血液が行き渡らないと、
消化・吸収・排泄といった
活動機能が衰えます。
これにより、だるさや食欲不振などの
不調が引き起こされます。
自律神経の乱れを整えるため
普段から意識したいのが「呼吸」です。
呼吸は自律神経の中で自分でコントロールできる
唯一の方法です。
多くの方は浅い呼吸になりがちです。
ゆっくり息を吐くことを意識した
腹式呼吸がオススメです。
就寝前に行うとよく眠れて、美容にもいいですよ。